日本のIT企業が世界に通用しないのはなぜか 結論:みんな起業しよう!

雑記

日本のIT業界の現状を斬る!

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どうも、地方で受託開発しているITエンジニアの壁です!

私は新卒で今の会社に入社して8年ぐらい経ちます。


やはり勤続年数が増えれば増えるほど
その業界のダメなところっていうのが見えてきてしまいますね…。


まぁ私みたいな地方極貧乏超底辺ヘボ平社員キチガイITエンジニアが
物申したところで何も起きないでしょうが
言っていることは間違っていないはずだと自信があります!


日本のIT業界はなにがいけないのか!?

今回はこんな大規模なことについて語っていく
スペクタクル超大作記事です!

スペクタクルの意味は分かっていませんが…いきましょー!

シリコンバレーYouTuber酒井潤さんの話

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この前シリコンバレーでITエンジニアとして
働いており、かつYouTuberでもある酒井潤さんという方の
youtube動画を見ました。

シリコンバレーエンジニア酒井潤チャンネル - シリエン戦隊JUN TV
どうやってシリコンバレーでエンジニアとして働けるのかの戦略をお伝えできればと思います。 私は、元々プロのサッカー選手を目指しており、大学時代には東アジア競技大会で金メダルを取得しました。左膝の靱帯を切ってしまい、その後IT分野に進路を変えま...


酒井さんは日本のIT企業とシリコンバレーのIT企業の
違いを話している動画を投稿されており
これが正に自分が思っていたことと一致していたんです!

「やっぱオレ、シリコンバレーに住むべき人材なんだな」とこの時確信しました。


…嘘です、ごめんなさい。身の程をわきまえます。。

シリコンバレーにSIerはないらしい

そもそもSIerって何?ってところからなのですが
簡単にいうとシステム開発とかを全て請け負うIT企業のことです。

こんなシステム作ってって言われて分かりました!って言って
その通り作るような会社ですね。


酒井さんによると、このSlerは日本独自の文化なんだとか。
私の会社も東京の会社から受託開発しているのでSlerと似たようなことをしています。


で、なぜこれがシリコンバレーにないかというと
シリコンバレーの企業は自社で全て開発しているからだそうです。


正直これがあるべきIT企業の形だと思いますねー。

守秘義務どうこうとか考えたら普通自社開発にするでしょって思います。


しかし日本はなぜか大企業が作りたいと思ったモノの開発を
中小企業に依頼して作らせるという方式をとっています。


私はこれが日本のIT企業がダメになっている根源だと思っています。


働き方改革と言われていますが正直ここを直さない限り
働き方は一生変わらないでしょう。

なぜ受託開発がダメなのか?

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ではなぜ受託開発がダメなのかを現状の仕事の流れと共に説明しましょう。


まず発注元である大企業は開発したいモノを中小企業に
開発を依頼するため「要件定義書」を作成します。


そして中小企業はその要件定義書を元に開発を行います。

開発が完了し動作に問題ないかテストを行い問題なければ
大企業に納品します。


これが大体の一連の流れかと思います。


要件定義書の作成は発注者側・開発者側どちらも関与して
こんなシステムを作りたいという要望を定義した書類です。
これを元に開発者側が開発します。


開発者側は要件定義書が出来たらまず基本設計書を作ります。

基本設計書は要件定義書を元にしたシステムのザックリとした設計書です。


この基本設計書を発注者側に確認してもらい
OKが出たら次に詳細設計書の作成に着手します。


詳細設計書は具体的なシステムの設計書です。

ひどいところだとエクセルの1行が1ステップ(ソースコードの1行)
に相当したりしています。

本当にシステムの詳細まで記載したのが詳細設計書になるわけです。

これも発注者に確認してもらいOKが出たらやっと開発です。
もはや詳細設計書作ってる暇あるならさっさと開発しろよって思いますね。


酒井さんがおっしゃっていた、この方式のダメなところは
設計書書くだけでもの凄い時間を費やしてしまうということでした。

今の社会はすごい速さで変化しているから
その変化の速さに対応して素早く製品を世に出さないといけないのに
上記の通りでは必要以上に製品開発までに時間が掛かってしまい
日本は時代の変化に対応できない、ということでした。

しかもこの方式の悪いところはもし開発途中に
「もっとこうした方がいいんじゃないか」
って思うようなことが出てきても
正直やりたくなくなるということです。


つまり修正が必要になった場合、基本設計書・詳細設計書の修正と
発注者側の確認が追加で必要になります。


より良い作りに修正しようものなら
やっとのことで作った細かーく記載されている設計書を
また修正しないといけなくなります。


しかもその修正を入れるからといって納期が延びるわけでもなかったりします。


そんなめんどくさいこと誰もしたくないんですよね。

そのせいで質が悪かろうが設計書通りに作ればいいという思考になりがちです。

なぜ日本にはSIerのようなものがあるのか

ではなぜ日本はこんな構造になってしまったのでしょうか。


それは日本の正社員はクビにしにくい、ということが一因のようです。

アメリカでは正社員でも使えなければすぐにクビに出来るようですが
日本は使えないやつが正社員になったとしても
会社が倒産寸前とかにならない限りクビにできないようになっているんだそうです。


そのため大企業は自社で開発するための部隊を正社員として雇用するという
ことを躊躇してしまっているんですね。


もし使えない人を雇ってしまっても何か問題が起きない限り
基本的に終身雇用しないといけない。


定年までずっとその人の給料を払い続けるとしたら
結果として損失がすごいことになっちゃいます。


つまり大企業はルールに縛られてしまっているんです。


そこでSIerの登場です。

開発したいものを別の会社に依頼して
もし意図通りのものを作れなかった場合はその会社を
切ればいいだけなので結果として正社員を雇って開発するよりは
リスクが低いわけですね。

SIerの問題点

そんな日本の社会的構造から誕生したSIerですが
これは完全にパワーバランスが偏ってしまう構造です。

つまり
発注者 > 受託開発者
になりがちです。


発注者は嫌なら他の開発会社に変更すればいいだけですので
発注者の方が立場的に強くなりがちなんですね。


発注者的には当然ではあるのですが
短納期・低単価で、ある程度質の良いモノを作ってくれる
受託開発者を探すようになります。


それにより起こるのがデスマーチですね。

受託開発側は発注者に逆らうことが出来にくいので
従うしかありません。


しかも低単価なのでやってもやっても報われないわけです。

短納期という切羽詰まった中でプライベートの時間を割いてまで作業を
しているのに報酬が低い…

こんな状況で質のイイものを作るという方が無理があります。


結果的に合格ギリギリの質のモノを納品するということに繋がるわけです。

今後SIerを無くすにはどうすべきか

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というわけでこの負の連鎖を断ち切るためにはどうするべきかですが
タイトルにある通り、みんなで起業しよう!ということが私の提案です。笑


自社開発製品を作り世に出すという構造の会社が乱立すればいいんだと思うんです。

とはいえ世の中の要求に対応しなきゃいけないから
受託開発とあまり変わらないんじゃないかという意見もあるかと思いますが
そうでもないと思います。


なぜならGoogleもAppleも「うちの製品使いたくなきゃ使うな」というスタンスです。

つまり本当に良い製品を世に出せば関係ないわけですね!(それがムズイって話ですが…)

そのおかげでGoogleは最高の職場などと言われているんだと思うんです。


そもそも他社からの受託開発をしている時点で
働き方改革もクソもなく確実に相手の都合に合わせる必要が生じてきます。

そうすると有休を取るのも相手の都合に合わせないといけません。

相手の指定した納期に間に合わせるために残業が必要になります。

相手の指定した金額で仕事をしないといけません。

全て相手次第です。


更に作った製品は発注者のものですから
せっかく頑張って作っても生活に必要なお金以外手元に残りません。

この状況を打破するには自社開発製品で
売上を立てる企業に転職するか、そういった企業を
自分で立ち上げるかしかありません!



ちなみに私は転職サイトとかを結構見ているのですが
自社開発製品を作っている企業の求人がまぁ少ない!


そういった企業って東京にはあるかもなのですが
地方になかなか無いんですよねー。

というわけでお願いです、皆さん起業してください。

そして私を雇ってください!笑

逆立ちとか腕立て伏せとかジョギングとか懸垂とか

夕日を見ながらお酒を飲むとか

超高級車を乗り回すとか

ザギンでシースーを食べるとか何でもしますんで!!

結果として個人ゲーム開発が一番!

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上記の構造のため、私はどうするべきか考えたのですが
結果として会社に属するのではなく
個人ゲーム開発者として
生計を立てるようにした方がよい
と結論付けました。

ブロガーとして生計を立てるっていうのでもいいですし
せどりでもいいですし何でもいいです。

とりあえず会社に属するのでなく
自分で稼げるようにしなきゃいけません

私は子供のころからの夢だったゲーム開発者として
生計を立てれるようにしよう、というのが目標です。

というわけで同士の皆さん一緒に頑張って独立しましょう!

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