何度も読み返した漫画
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何度も読み返したはずなのにもう一度読みたくなる漫画ってありませんか?
私はそんな漫画がいくつかあります。
なんか急にその漫画を思い出して読みたくなっちゃうんですよね。
なんなんでしょう、あれは。
めっちゃ面白いから読み返したくなるというのは当然あるのですが
何回も読んでいるのでストーリーも記憶しちゃっていたりします。
じゃぁなんでそれでも読みたくなるのかというと、正直よく分かりません 笑
ということで今回は今まで読んだ漫画の中で何度も読み返したくなっちゃう漫画をご紹介します。
幽遊白書
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もはや今の10代、20代の方々は分からないのではないでしょうか。
現在連載休止中ですが週刊少年ジャンプのHunter×Hunterの作者である富樫先生の漫画です。
こちらの漫画、何が面白いかというと登場するキャラが魅力的なんですよね。
どう魅力的なのかは読んでみて確認してほしいのですが
私が一番いいと思っているのは、幽助と幼なじみの螢子の関係性です。
お互いに相手に対して恋心を抱いているはずなのですが
それをハッキリと相手に伝えないんです。
明らかにお互いクロなはずなんですが、一応公式上はグレーという感じです。
この関係がなんかいいんですよね。
で、他の登場人物と主人公の幽助との関係もこんな感じなんです。
お互いに尊敬しあっているようなんですが、面と向かってそれを言い合うことをしない。
人間関係のなんかいい雰囲気っていうのが漂ってくるのが見てて心地いいんですよね。
このなんとも言えない心地いい人間関係をもう一度体感したくて
何度も見たくなるのかもしれません。
余談ですが、ちなみに私が人生で初めて買った漫画はこの幽遊白書でした。
小学校2年生頃に初めて1巻を購入しました。
なぜ初めて買った漫画がこの幽遊白書だったのかというと
実は面白そうだからという理由ではありません。
幽遊白書は単行本で19巻で完結するという、少年漫画としては
結構話が短い漫画です。当時、何かを集めるというのがマイブームだった私は
漫画の単行本を全て揃えるというのをやってみたかったんです。
そこでその当時に一番お金をかけずに全巻を揃えられる
少年漫画はなにか色々調査した結果、幽遊白書という答えになりました。
すっごい変な理由で購入した幽遊白書ですが、読み始めてすぐにのめりこんでいきました。
逆に前提知識ゼロで読みはじめたおかげで余計な感情抜きに楽しめたからかもしれません。
多分1巻と19巻が面白いかどうかで意見が分かれると思うのですが
私は1巻も19巻もめちゃくちゃ面白いと思った人間です。
むしろ1巻と19巻を一番読み返しているかもしれないくらいです。
19巻の最終話はザ・幽遊白書という感じで幽遊白書の良さが全て入っていると思いました。
よければ読んでみてください。
寄生獣
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全10巻の青年漫画なのですが、ものすごい内容の濃い漫画です。
私はこの漫画、多分10回以上は読み返しています。
この漫画の特徴といえば圧倒的なグロさです。
第1話目を見てもらえばこの漫画のグロさがお分かりいただけると思います。
一番グロい話といえばなんといっても「島田 秀雄」編でしょう。
あまり詳しくは書きませんが、初めて見た時漫画でこのグロさを出していいのか
というのを思ったほどの衝撃です。
他にこの漫画の凄いと思ったところは、圧倒的なリアルさです。
話の内容だけで言えば非現実的なんですよね。
寄生獣という人間の頭を乗っ取る生物がいきなり発生して、
何人かの人間が頭を寄生獣に乗っ取られます。
そしてこの寄生獣の主食が人間なので犯人不明の猟奇殺人(食べ残し)が
多数発生していく…という内容です。
この寄生獣自体が非現実的な存在なのですが、それ以外がすごいリアルです。
もしこんな生き物が突然発生したら実際世の中どうなっていきそうか?というのを体験できるような感じです。
かつ主人公の新一が目に見えてどんどん成長していくのですが
その姿を最後まで見守りたいというような気持ちにもなります。
ゴーストハント 血塗られた迷宮
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少年漫画でなくこちらは少女漫画です。
内容は霊能力者が幽霊を退治するというありきたりな内容なのですが
こちらもなんか物語の内容がリアルなんですよね。
例えばゴーストハントの一番最初のお話しは学校で起こる心霊現象を調査する
という内容なのですが、調査を行った物語の主要人物の「ナル」は
心霊現象でなく人間のいたずらだと断定します。
いきなり幽霊が出るのではなく、人間のいたずらというところからお話しが
始まるあたりからなんかリアルなんですよね。
このなんかリアルなストーリー展開に私はのめりこんでいきます。
そして一番怖くて面白かったのがこの「血塗られた迷宮」編です。
タイトルに迷宮とついているように迷宮のような家に起こる心霊現象を
調査するという内容になっています。
若干ネタバレになってしまいますが、この話以前ではあんまり人が死ななかったのですが
このお話しのボス的な存在の幽霊があまりにも強すぎるために
除霊に訪れた何人もの霊能力者がバタバタと死んでいきます。
今まで絶対的存在だった「ナル」でさえも1人では対処できないほどの幽霊なんです。
でもこの幽霊が絶対家に中のどこかにいるはずなのに探しても探してもどこにもいないんですよね。
なぜ家が迷宮と化したのかという謎と
どこにボスがいるのかという謎と
どうしてこのボスはこんなに強いのかという謎が
めちゃくちゃ気になる展開になっていて何度も読んでしまいました。
読んで2回目以降もある程度話しの内容は分かっているにも関わらず
対処できるか分からないほどの幽霊と対峙するという緊迫感や
いきなり人が行方不明になっていく臨場感など、どんどん状況が
悪化していくストーリーがたまらないため、なんか見ちゃうんです