映画「Contact」との出会い
どうも!
最近世界の歴史を調べたりしていて
俺って知的でカッコよくって頭いいんだぜ?感を
出そうとしている私です。
しかし残念ながら中身は精神年齢小学校6年生ぐらいで停止している生粋の少年です!
痛いオトナになってしまった訳ですが
そんな私は最近映画を見ることがマイブームになっています。
そこで改めて自分が一番好きな映画ってなんだろうって考えたときに
一番最初に出てくるのが「Contact」でした。
この映画観たことある人いますかね?
正直あんまり有名な映画じゃないと思いますので知らない人の方が
多いんじゃないでしょうか。
ただ私はこの映画を初めて観たときはあまりにも面白すぎて
観ている最中「この映画が終わらないでほしい」と何度も思ったほどです。
こんな気持ちになった映画は今のところ「Contact」だけです。
「Contact」とはどんな映画?
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めちゃくちゃ簡単にこの映画を説明すると
我々人類が実際に宇宙人と出会ってしまった場合
どうなってしまうのか?というのを超絶リアリティに描いた映画です。
最近気付いたのですが、どうやら私はリアリティを追求した映画が好きなようです、どうでもいいですね。
まず「Contact」は元々小説でして、その小説を書いたのがカール・セーガンという方なんです。
このカール・セーガンさん、実は天文学者なんです。
しかもNASAの宇宙計画に関わったりアポロ計画で宇宙飛行士の指導にあたったり
しているようなめちゃ優秀な天文学者さんです。
こんなすごい方が書いた小説なので、ものすごいリアリティに出来上がっている訳です。
更に監督がロバート・ゼメキスさんです。
この方はバック・トゥ・ザ・フューチャーで有名な監督さんです。
バック・トゥ・ザ・フューチャーでお分かりの通り
リアリティのあるSF映画を作ることに長けている凄腕の監督さんですね。
フォレスト・ガンプ/一期一会ではジョン・F・ケネディとの共演シーンなどで
自然に視覚効果を施すことに成功しています。
観客がCGと思わないような自然なCGを施すことに長けているわけです。
ということでカール・セーガンさんが書いたリアリティな物語を基に
ロバート・ゼメキスさんというリアリティな映像を作れる人が監督になって
作られたのが「Contact」という訳です。
リアリティをとことん追求したような映画に仕上がっているため
私は面白すぎて初見で発狂して泡吹いて倒れてしまいました。嘘ですごめんなさい、そこまでじゃないです。
今回はこの映画の何がリアルに描かれているのか?
という部分をネタバレあまりしないようにお伝えしていこうと思います!
リアル1:SETIというプロジェクト
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劇中にそこそこの頻度で出てくるのがこの「SETI」という単語です。
SETIとは
Search for Extra Terrestrial Intelligence
の頭文字を取ったものです。
日本語に直すと「地球外知的生命体の探査」です。
SETIについては劇中でサラッとしか説明されていませんし
実話を基にした映画ではないので架空の団体だと思いそうですが
実はSETIは実際に現実世界に存在しているプロジェクトの総称のことなんです。
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主に電波を通して地球外生命体と交信しようと試みています。
現在世界では多くのSETIプロジェクトが進行しているんだそうです。
こういった本当に存在するプロジェクト名を出してくるあたりが
そもそもリアルですよね!
リアル2:宇宙ポッドの形状
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宇宙人に会いに行くためにアメリカ政府が宇宙船を作ることになるのですが
この宇宙船の形がなんというかリアルです。
一般的に皆さんが思い描く宇宙船の形状とは全く違うものが劇中で登場します。
多分初めて観た人は
「これでどうやって宇宙に行くの?」って思うような形状です。
劇中でニュースの解説者がこの宇宙船の動作理論を説明するシーンがあり
どうやって宇宙に行くかを観客に説明するのですが、この理論が非常に面白いんです。
どうやら優秀な天文学者であるカール・セーガンさんが
他の物理学者さんと実際にどういった設計にすれば遥か遠い惑星に行けるのかを
理論的に考えた結果として出来上がった形状のものが映画に登場しているんだそうです。
実際に装置が動く様子もCGで描かれていて非常にリアルで本当に興奮しました。
リアル3:世の中の反応
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映画の中盤で宇宙人からの信号を受信した、という事実が
瞬く間に世界中に広がっていきます。
これにより世界中の人は良くも悪くも大盛り上がりするんです。
「宇宙人が本当にいた」という事実を人々が知った時
どういう反応が起こりそうなのかをまぁリアリティに描いています。
観れば分かりますが本当にこんな風になるんだろうなという感じに作られています。
「シン・ゴジラ」を観たことがある人は分かると思うのですが
劇中でゴジラが日本に襲来した時の政府の対応がリアルに描かれていますよね。
本当にゴジラが実在して日本に襲来したら多分こうなるんだろうなって思いませんでした?
あれと同じ感覚です。
「Contact」では劇中にニュースが流れるのですが実在する当時のCNNのキャスターさんが
出演していたんだそうです。本物のニュースが流れているようなリアルさがたまりませんね。
日本人として損した箇所
私は中学生の頃にこの「Contact」という映画を観たのですが
今思えば前提情報を入れてから観ればもっと面白かったなーと思ったことがあります。
それが「世界の宗教事情」です。
劇中でも色々な宗教的な問題が取り上げられています。
その中で中学生だった頃の私が意味が分からなかったシーンがあり
それは宇宙船の乗員を選定する面談のシーンです。
政府直属の委員会が宇宙船の乗員を選ぶために乗船希望者
一人ずつ面談を行うのですが、その中の質問で
「あなたは神を信じますか?」というのがあります。
正直私はなぜこの質問をするのか当時全然分かりませんでした。
宇宙に行くことと関係ないやんって。
ただ日本のように特定の神を信じないような国は少なく
世界全体で見れば何かしらの神を信じるというのは至極当然なんだそうです。
現在でも世界の人口の84%はなにかしらの宗教の信者なんだとか。
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「あなたは神を信じますか?」という委員会の質問の裏には
もし神を信じない場合、人類全体から見ると少数派の人間が
人類の代表として宇宙人に会いに行くというのは適切だろうか?
という疑問を投げかけていたんです。
ここが中学生の私には分からなかった部分ですね…。
ということで世界の宗教事情も理解した上で見ると更に面白く感じると思います!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
映画「Contact」は非常に面白い映画ですので
みたことない人は是非一度観てみてください!