「面白い」とは一体何なのか?めちゃくちゃ考察してみる

雑記

感情を理論的に考える

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どうも!面白いゲームを作ろうと日々試行錯誤している壁です。

個人ゲーム開発者のみならずエンターテイメント業界の人は

面白いものを作るのが使命的な感じですよね。


当然私も、誰もが面白いと思うようなゲームを作るのが目的なのですが

最近そもそも「面白い」ってなんだろう?って考えるようになってきました。


以前別記事でゲームでの「おもしろい」については考察したのですが

この時はミリオンセラーのゲームの特徴を分析してみたんですね。

つまり100万本以上売れている時点で誰もが面白いと思えるような

作りになっているはずだろう、という仮説のもと

そのゲームの面白い特徴を分析したんです。


統計的な事実から分析してみたというやり方です。


それはそれでよかったのですが今回は更に根本的な疑問についての考察です。

そもそも「面白い」ってなんなのか?


人間は何をすると面白いと感じるのか?

こういったことを考察していこうと思います。

もはや答えのない疑問になっていっているので

完全に私の独断と偏見の世界になってしまいますが…

まぁいきましょー!

人間の感情の種類?

まずは人間の感情は何があるか?

ここから出発しましょう。


「面白い」とか「つまらない」とかっていうのは

感情的な表現ですね。


ということで面白いを考察するには

そもそも人間の感情って何があるか知らないとダメだと思ったわけです。


まずパッと思いつくのは四字熟語の「喜怒哀楽」です。

「喜怒哀楽」が示しているように

人間には最低以下4つの感情があるみたいですね。

・喜び→心が満たされた状態

・怒り→何か自分の大切にしているものを傷つけられたり、侮辱されたりする

・哀しい→自分、他人に不幸が起こったり失敗したりする

・楽しい→愉快な気持ち


その感情がどういった状態なのかや

どうすると発生するのか、しやすいのかを記載してみたのですが

やっぱり具体的になりませんねー。


こんなことネットで調べても出てきませんしね。

これはつまり人によって感情が起きる瞬間が変わるからでしょうかね。


怒り、哀しいについては大多数の人はこのタイミングで

起こりやすいっていうのがある程度共通しているようなので

なんとなく具体的には記載できますが

喜び、楽しいは人によって起こるタイミングが違うから

具体的に記載しにくい訳ですね。


例えばJRPGという言葉があるようにRPGは日本人は楽しいと思う傾向がある一方で

欧米圏では(多分)楽しいと思わない傾向が強いということがあったり。

国によって、人によって楽しいと感じるものが違っていたりするわけですね。

世界共通で「楽しい」ことはあるのか?

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そもそも意味的に喜びと楽しいは同じような感情に思えましたので

ここでは「楽しい」に特化して考えてみようと思います。

人によって楽しいと感じるものが違うこともあるかと思いますが

逆に世界共通で楽しいと思えることもあるんじゃないかと考えたわけです。

例えばポケモンは全世界的に人気のゲームですので

ポケモンには何か世界的に共通した楽しいと思える要素が入っているように思えます。


でその世界的に共通した楽しい要素はなんなのかと考えた結果

私はコレなんじゃないか!?ということが3つ思いつきました。

それが以下です。

・出来ないことが出来るようになる

・何かを組み合わせて新しいものを作る

・知らなかったことを知る



人間の普遍的な楽しい出来事は何かというと

上記になると思います。

それぞれ理由を記載していきましょう。

出来ないことが出来るようになる

これはつまり自分や他人の成長を感じる瞬間に

楽しいと思えるんじゃないかと思いました。

初めて自転車に乗れた時や鉄棒の逆上がりがやっとできた時や

自分の子供が歩けるようになったりとか…「達成感」とも言えますが

そんなときは全世界の大多数が楽しいと思えるんじゃないかと思います。

多分皆さんそうですよね。

何かを組み合わせて新しいものを作る

これも世界共通で楽しいと思えることでしょう。

これには結構自信があります。

なぜかというとライオンマンという証拠があるからです。


ライオンマンは人類最古の動物形象の像なんです。

ライオンマンは頭がライオンで胴体が人間という架空の生物を作り上げた最古の像です。

年代測定を行い約3万2千年以前の像であることが確認されています。

つまり3万年以上も前から人間は何かと何かを組み合わせて新しいものを作りだすという

遊びをしていた
んです。


ということで何かを組み合わせる遊びは人間が根本的に楽しいと思えることである

可能性が高いわけですね!

知らなかったことを知る

最後にこちらです。

何か新しいことを知ることは楽しいと思えますよね。

これは「好奇心」と呼ばれる根源的な感情のようです。


なにか物事を調べたい、知りたいと思う気持ちが

人間には基本的に備わっているようです。

この好奇心についてちょっと調べてみたのですが

「少し知っている」と好奇心が湧いてくるみたいです。


何も知らない状態ではむしろ好奇心は沸いてこないみたいなんですね。

これは確かにそう思いました。

パッと思いついたのが

「ダ・ヴィンチ・コード」という映画です。

ザックリと概要を説明するとキリスト教の歴史に関する映画になっています。

これがすごいのが一度は見たことある芸術作品とか

歴史的な人物とかが映画中に出てくるんです。


「少しは知っている」っていうものが次々に出てきて

キリスト教とどういった関係なのか?というのを

次々に解説していくんですね。


正に好奇心を揺さぶるような映画の構成になっています。

キリスト教というなんとなく知っているけど

具体的にどんな宗教か知らないちょうどいい線をついた映画な訳です。

例えばこれがそんなに知られていない宗教の歴史についての映画だったら

どうでしょうか。


例えば壁教という新興宗教の歴史についての映画だった場合

観たい!って思いますか?笑

多分思わないですよね。全然知らないから好奇心が沸いてこないって訳です。

ゲームを面白くするには?

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では最後に今までの考察をもとにゲームで面白いと

思わせるにはどうするべきでしょうか。


上記で記載した要素を入れていけばいいはずです。


まず「出来ないことが出来るようになる」という要素ですが

これはもうゲームの基本だと思います。


マリオもそうですし、大体のゲームって出来ないことが

出来るようになっていくっていう風に作られていますね。


次に「何かを組み合わせて新しいものを作る」ですが

これはカードゲームが代表的でしょうか。

遊戯王やマジックザギャザリングなど代表的ですよね。



更に知的好奇心を沸きたたせるような要素が入っていると

更によさそうです。


日本の神話に関する知識を散りばめたカードゲームとか

面白いんですかね。


また上記の派生で感情自体を揺さぶるようなゲームも

面白いように思えます。


例えば恐怖を煽るホラーゲームは怖ければ怖いほど

なぜか遊びたくなりますよね。

怒りや喜びを感じるようなゲームでいうと格闘や対戦ゲームでしょうか。

格闘ゲームは本気でやって負けた時は結構イライラしますよね。

勝ったら嬉しいですし。

結論

結論としては、その人の感情をどれだけ揺さぶることが

出来たかによってそのゲームがどれぐらい面白いと思えるかが

決まると思いました。


全く感情が揺さぶられないようなゲームはつまらないと感じるんでしょう。

怖い、悲しい、何かを組み合わせる、好奇心を沸かせる。

こんなことが出来るゲームを作れれば大ヒット間違いないでしょう!

具体的にコレだ!!っていうのが思いつきませんが 笑

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