ついに完結したエヴァンゲリオン
どうも!この前やっとシン・エヴァンゲリオン劇場版を観ることが出来ました。
これによりついに私の精神状態も
「終わってしまうのか、エヴァンゲリオン」
から
「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」
へと遷移することが出来ました。
新人類として進化することが出来た壁です、どうぞよろしくお願いいたします。
まぁそんな訳でエヴァがついに終わってしまったのですが
やっぱエヴァって面白いですよねー!
面白い作品に出会うと、どうやってその作品が出来上がったのか?
っていうのを考えてしまうんですよね。
ということでめちゃおもろいエヴァのルーツを知りたい!
と思いましたので調べた内容をザックリ以下に記載していこうと思います。
ではいきましょー
エヴァ総監督:庵野秀明
エヴァの総監督、シン・ゴジラの監督などを務めた
庵野秀明さんはかなり有名だと思うので皆さんご存じかと思います。
この方は影響を受けた尊敬する作品をオマージュすることでも
有名なんだそうです。
正直この情報は最近まで全然知りませんでした…。
そもそも「オマージュ」ってなに?ってところからなのですが
「オマージュ」は英語の「hommage」を日本語読みした形です。
「hommage」を日本語に訳すと「尊敬」になります。
そこから派生して芸術分野でのオマージュとは
尊敬する作品の影響を受けて似たような作品を創作することなんだそうです。
wikipediaによると庵野監督は「宇宙戦艦ヤマト」と「ウルトラマン」に
非常に影響を受けたそうです。
「ウルトラマン」についてはかなり長い期間テレビで放送されていて
私も何度も見ているので面白さはよく知っています!
小学生の夏休みにウルトラセブンの再放送がよく流れていたのを思い出します…。
キングジョーが強すぎですよね 笑
ウルトラマンといえば円谷英二ですが、こちらについては
以下記事でまとめましたのでよければ参照ください。
またwikipediaによるとエヴァンゲリオンは「帰ってきたウルトラマン」の5,6話に
かなり影響を受けているということだそうなので、興味のある方は
こちらを観てみるのもいかがでしょうか?
もう一つの方である「宇宙戦艦ヤマト」は名前は知っているのですが
お恥ずかしながらアニメを観たことがありません…。
パチンコで何度もお世話になっているのでなんとなく世界観とかは
分かるんですが、という感じです。
とりあえず波動砲が発生すると激アツですね。笑
Youtubeで岡田斗司夫さんという方がシン・エヴァについて
解説している動画があるのですが
こちらをみて、そうなんだ!って思ったのがあるんです。
それはエヴァのニアサードによって浄化された土地が
なぜ赤いのか?ということです。
この理由、知っていますか?
なんとこれは「宇宙戦艦ヤマト」のオマージュなんだそうです。
宇宙戦艦ヤマトでガミラス帝国の侵略を受けた地球は
海が蒸発して赤茶けた姿に変貌したんだそうです。
この赤茶けた地球をエヴァでオマージュしたそうなんです。
いやー、面白いですね。
岡田斗司夫さんのシン・エヴァ解説動画は他にも
面白い解説がされているので是非見てみてください。
あれってそういうことなんだ!の連続で非常に面白かったです。
ということでエヴァは「宇宙戦艦ヤマト」の影響を
受けているということが分かったので
今度は「宇宙戦艦ヤマト」がどうやって作られたのか?
について興味が沸いてきました!
そちらを以下に記載しようと思いました。
宇宙戦艦ヤマトとは?
宇宙戦艦ヤマトは1974年10月6日に放送を開始した全26話のテレビアニメです。
異星人国家であるガミラス帝国の侵略を受けた地球は
放射線汚染が進行してしまい地下に逃れた人類は滅亡の危機に
さらされていました。
放射線汚染による人類滅亡まで1年に迫ったとき
別の異星人から放射線除去装置を受け取りにくるようにと
メッセージが届きます。
そこで日本海軍の戦艦「大和」を宇宙船として
ガミラス帝国との戦闘を繰り返しながら
放射線除去装置を受け取るため宇宙への旅へ出る
というストーリーです。
アニメをちゃんと見たことないのですが
テレビでアニメの名シーン集みたいなのがあって
そこで結構な確率で「宇宙戦艦ヤマト」が流れていたので
なんとなくストーリーについては知っていました。
まず放送当初は同じ時間帯に放送されていた「アルプスの少女ハイジ」
などの影響もあり視聴率が低迷したそうなんです。
大人気作品というイメージしかなかったのでこれは意外でした。
そもそも企画時点では52話の予定だったのを放送開始時点で
39話に絞り、更に視聴率の低迷により26話に短縮されました。
最終的に企画時点の半分の分量になっちゃっていますね。
しかし再放送で注目され大ブームになったんだそうです。
やはりいい作品はいつかは日の目をみるんでしょう。
宇宙戦艦ヤマトはどうやって出来たのか?
そんな宇宙戦艦ヤマトはどうやって出来上がったんでしょう。
あんまり知らない私は調べる前、松本零士原作の漫画
「宇宙戦艦ヤマト」をアニメ化したものと思っていました。
実はこれ全然違うんです。
ファンの方からしたら怒られるような内容ですよね。
実際は西崎義展という方が山本暎一という方に声をかけ
「宇宙戦艦ヤマト」の企画を立ち上げたんだそうです。
なんと当初は松本零士さんは全然関係なかったんです、いやービックリ。
この二人を筆頭に色々な方が参加して企画が練り上げられていきました。
最初に考案された基本構成は「西遊記」の中国から遠いインドへ
仏教の経典を持ち帰るため長い旅をするというストーリーにインスパイアされ
遠い異星に人類を救う放射能除去装置を取りに行くというものだったそうです。
なぜ「放射能除去装置」になったかというと1970年代は公害問題が頻発していて
「ゴジラ対ヘドラ」などに見られる「公害」をテーマにした作品や、更には「滅亡」
をテーマにした作品がブームになっていて、そういった公害と終末ブームに
意識されていたんだそうです。
やっぱりその当時の時代背景を取り入れるのって大事ですね。
宇宙船については当初、小惑星そのものにエンジンがついているというものだったのですが
それが小惑星の内部に戦艦が内蔵されたものというアイディアに変更され
最終的に戦艦ヤマトになったそうです。
更に敵は当初コンピューターだったのから異星人に変更されたそうです。
そんな感じで色々と設定が練り直され
最終的に全55ページに及ぶ企画書が完成したそうです。
この企画書にはヤマト本体のスペックや命令系統、様々な惑星・異星人・宇宙船
などに関する諸設定をまとめていたそうなので
かなり詳細なところまで練り上げられていたようですね。
こういった設定の詳細まで決めたり戦闘の中で繰り広げられる人間ドラマが
当時は斬新だったようです。
エヴァの設定も信じられないほど細かいですが、その先駆け的存在だったわけですね。
ここまで全く名前が出てきていなかったのですが
1974年4月頃、松本零士さんがデザインスタッフとして参加しました。
ここで松本零士がやっと登場です。
デザインスタッフとして参加した松本零士さんですが
かねてからアニメ作りを願望していたため全面的に携わっていったんだそうです。
結果的にキャラクターや個々のストーリー作りなど作品全般に関わっていき
企画書にあったキャラクター設定・メカ設定を一新し基本ストーリーの
初稿を執筆するに至りました。
さらに監督を務める予定だった山本暎一さんが他の仕事のために抜けることになり
松本零士さんが監督を務めることになったんだそうです。
こうして「宇宙戦艦ヤマト」は完成していきました。
そして上記の通り「宇宙戦艦ヤマト」は再放送で社会的大ブームを
起こすまでヒットすることになったのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
まだ見たことない「宇宙戦艦ヤマト」ですが
今回調べてみて以前より興味が沸いてきたので
今度観てみようと思いました。
正直子供のころは船を宇宙船としているっていうのが
「ダサい」と思ってしまっていたのですが
細かいところまで考えられているっていう背景が見えてくると
面白そうって思ってきました、
また赤い地球以外にエヴァのオマージュとして
使われている設定はどこかほかにあるのか?という
目線で観てみるのも面白いかもしれませんね!
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