世界的大企業Googleはどうやって収益を得ているのか?
2021年3月5日時点で米国時価総額ランキング第4位のグーグル社
時価総額は1兆4000億ドル。
1ドル100円として日本円で100兆円以上もの価値があることになります。
日本企業として時価総額1位のトヨタ自動車でも25兆円ですので
その4倍にあたります。
更に2020年度の日本の国家予算が102兆円だったことを考えると
日本政府よりも価値がある企業と捉えることもできます。
こいつぁやべぇ企業だ!
私が個人で今までに稼いだ金額は総額で100円ほどになりますので
100兆円のグーグルさんは私の1兆倍以上も価値があることになります。
おいおい、なんてこったい。
仮に私とグーグルさんの差を距離で換算した場合1兆Kmほどになるわけです。
地球から月までの距離が38万4400Kmですし
太陽系の一番外側の惑星である海王星までの距離は大体45億Kmらしいので
私とグーグルとの差は地球と海王星までの距離の約222倍ほどあるわけです。
月とスッポンとか言っている場合では全くなく
海王星とスッポンと言っても222倍ほど足りないぐらい差がある訳ですね。
もはや自分で計算していて悲しくなってきました。
ワンポイント:時価総額とは?
時価総額って何って思ったので調べてみました。
その時点での発行済み株式数にその時点での株価を掛けた金額です。
つまり、もしその時に発行済みの全ての株を売り払った場合の金額が時価総額になります。
なぜそんなにグーグルは価値が高いのか?
ではなぜそんなにグーグルさんは世界中から価値があると判断されているのでしょうか。
その理由を紐解くにはどうやって収益を図っているのか
を学べばいいんじゃないと思いましたのでそちらを調べて以下に記載していこうと思います!
グーグルの収益化構造(概要)
以下サイト様からgoogle(Alphabet)の収益化構造を参照させていただきました。
こちらによると70%以上を広告収益で得ているのが分かりますね。
グーグルのアプリを世界中の人が使うようになっているため
他の企業はグーグルに広告を出せば世界中の人に宣伝できるわけです。
ひと昔前まではテレビに広告を出せば世の中の人に宣伝できたのですが
それ以上にグーグルに広告を出せば世の中に宣伝できるようになったわけです。
言うなれば個人アプリ開発者の最強版ですね!アプリ開発者の世界チャンピオン的存在です。
逆に私のゲームを世の中の皆さんが遊んでくれれば
グーグルを超えられるということですよね!
おぉ、なんか出来る気がしてきた!なんでやねん!…すいません。
具体的な広告の収益化構造は?
では具体的にどうやって広告からグーグルは収益を得ているのでしょうか?
YoutubeとGoogle(検索エンジン)の広告収益の構造をおさらいしてみましょう。
ちなみに以下サイト様によると2020年第3四半期、つまり7月~9月までの3ヵ月でのGoogle広告の売上の割合は
Google検索関連が83%、残りの17%がYoutubeらしいです。
全体の約4分の3がGoogle検索、約4分の1がYoutubeということですね
皆さんご存じのYoutubeは動画の前や途中に埋め込まれた広告動画が
再生されることにより、広告を出している企業から広告費を得ています。
また検索エンジンであるGoogleは
検索結果の表示時に先頭の何件かが広告により表示されている場合があります。
企業は広告費を払うことによって検索結果の上位表示をしてもらっている訳ですね。
と思っていたのですがちょっと違ったみたいでした。
英語ですが以下に検索エンジン上の広告収益の仕組みが記載されています。
ここによるとそもそも検索結果として「有益な情報」が上位表示されることが
Googleが理想とする検索エンジンのため
広告として上位表示したけど全然有益じゃない、つまりクリックされないような
サイトの場合はGoogleはその広告主から広告費はもらわないんだそうです。
広告を掲載してユーザーがそのサイトをクリックした時点で
グーグルにお金が入る仕組みになっているんですって。
つまりどうしようもない無益なサイトを作って誰からもクリックされなければ
広告費は発生しないらしいです。
結論:グーグルはプラットフォームを売っている
まとめてみるとグーグルはプラットフォームを売っていますよね!
例えばYoutubeは世界中の誰もが動画を投稿できるサービスを提供していますね。
面白い動画をグーグル自体が投稿しているわけではないんです。
(もしかしたらしているかもですが…)
動画自体はYoutubeを使うユーザーに作らせて投稿させるわけです。
Youtubeという箱をグーグルが作ってその中に入れるものは世界中のユーザーに任せる
というわけですね!カシコイ!
Google検索エンジンも同様ですね。
世界中の人が作っているWebサイトをどうやって見つけるか?
その検索する機能をグーグルが作っているわけです。
Webサイト自体はユーザーに任せているわけですね。
これこそまさに自動化ですよね!
ユーザーが質のいいものを作れたらそこに人が集まるわけですから
箱を作ってやればあとはユーザーが勝手にいいようにしてくれるわけです。
そう考えると良い箱を作って人を集められればものすごい稼げるということに
気付きました!今更かよって話ですが 笑
例えばRobloxは自分でゲームを作成したり他の人が作成したゲームを遊んだり出来る仕組みです。
この仕組みを作っておけばあとはユーザーが勝手に色々作ってくれるわけですね。
あとちょっと違うかもしれませんが
Minecraftも同じ感じに思えました。
広大な土地の中でブロックを組み合わせていくだけのゲームですよね。
別に目的があるわけでもなく何をするのもユーザーの勝手なわけです。
こういった箱をプラットフォームっていうらしいですね。
良いプラットフォームを作り出せればものすごい稼げるというのが
分かったという話でした。